
「枯れ木」に水をやりながら、最後の日まで前向きに
はじめまして。
「カレギー日記 老いと介護の現場から (以下「当ブログ」といいます)」運営者のカレギーと申します。
私は、1957年生まれのアラセブ男性で、愛知県内の田んぼや畑、山に囲まれた自然豊かな地域で暮らしており、認知症高齢者グループホームで介護職員として働いています。
このブログでは、介護職として現場で感じたこと、実母を介護した経験、そして年齢を重ねる自分自身の変化についてできるだけ飾らず正直に書いています。
「カレギー」という名前について
「カレギー」という名前は、介護者を意味する英語の「Caregiver(ケアギバー)」と、年齢を重ねるにつれて少しずつ「枯れ木」のようになっていく自分自身を重ねて名付けました。
少し自虐的な名前かもしれませんが、決して暗い意味だけではありません。
- 枯れ木にも、そっと水をやれば、まだ潤うところがある。
- 年齢を重ねても、自分にできることを探しながら、最後の日まで少しでも前向きに暮らしたい。
そんな思いを「カレギー」という名前に込めています。
2013年から介護職として働いています
私は、2013年から介護の仕事に携わっています。
これまで、デイサービスや老人保健施設で勤務した経験があり、現在は認知症高齢者グループホームで、高齢者の方々の日々の暮らしを支える仕事をしています。
介護の現場では、教科書や研修だけでは分からないことに何度も出会います。
同じ認知症という診断があっても、性格や生活歴、好きなこと、不安に感じることは一人ひとり違います。
笑顔で過ごされる日もあれば、怒りや不安を表される日もあります。
「家に帰りたい」と繰り返し訴えられることもあります。
介護職として長く働いていても、毎回正しい対応ができるわけではありません。
迷ったり、反省したり、ときには仕事を続けることがつらいと感じたりすることもあります。
このブログでは、介護の仕事をきれいごとだけで語るのではなく、現場で感じる悩みや矛盾、自分自身の迷いも含めて書いていきます。
なお、介護現場について書く際は、利用者やご家族、同僚、勤務先などが特定されないよう、個人情報に十分配慮します。
要介護3の母を自宅で介護しました
私は介護職であると同時に、家族介護を経験した者でもあります。かつて、要介護3だった実母を約1年間、自宅で介護しました。
介護職として働いていたため、介護に関する知識は多少持っているつもりでした。しかし、自分の親の介護は、仕事として行う介護とはまったく違いました。
介護職としてなら冷静に考えられることでも、母のことになると感情が先に立ちました。頭では分かっているつもりでも、心が追いつかないことが何度もありました。
悩み、迷い、葛藤した末に、母を老人保健施設へ預けましたが、入所から約3か月後に母は亡くなりました。
- 「施設へ預けた判断は正しかったのか」
- 「もっと自宅で介護できたのではないか」
- 「ほかにできることがあったのではないか」
そのような思いは、今でも完全には消えていません。
だからこそ、このブログでは、親の介護を理想論だけで語らないようにしたいと思っています。
- 介護職であっても迷うこと。
- 家族だからこそ冷静になれないこと。
- 施設へ預けることへの罪悪感。
- 親を亡くしたあとに残る後悔。
そうした感情も含めて、私自身の経験を正直に残していきます。
自分自身の老いとも向き合っています
介護の仕事を続けながら、私自身も日々、老いを実感するようになりました。
- 以前より疲れが抜けにくくなった。
- 夜勤後の回復に時間がかかる。
- 人の名前がすぐに出てこない。
- 体力や気力の衰えを感じる。
若い頃なら気にも留めなかった変化が、少しずつ増えてきました。まさに、自分自身が「枯れ木」になっていくような感覚です。
しかし、だからといって、ただ枯れていくのを待つつもりはありません。
- 無理のない範囲で体を動かす。
- 食事や睡眠を見直す。
- 暮らしの中の危険や不便を減らす。
気になった健康用品や介護用品について調べ、必要に応じて試してみる。そのような小さな試行錯誤を続けています。
うまくいったことだけでなく、続かなかったことや、期待したほどの変化を感じられなかったことも、できるだけ正直に書いていくつもりです。
当ブログで扱うテーマ
当ブログでは、次の4つのテーマを扱います。
・老化日記
体力の低下、疲れやすさ、物忘れ、睡眠、健康への不安など、私自身が感じている老化の変化を記録します。
年齢を重ねながら前向きに暮らすために試していることや、うまくいかなかったことも含めて正直にお伝えします。
・介護現場
認知症高齢者グループホームをはじめとする介護現場で感じたこと、利用者との関わり、介護職としての悩みや本音を書きます。
介護の仕事のやりがいだけでなく、難しさ、迷い、体力面の不安、人間関係なども取り上げます。
・家族介護
要介護3だった実母を約1年間、自宅で介護した経験、施設へ預けるまでの葛藤、母を亡くした後に残った思いなどを書きます。
介護職としての知識があっても、自分の親の介護では冷静になれなかった経験を、できるだけ飾らずお伝えします。
・老い支度
住まい、片付け、終活、移動手段、見守り、転倒予防など、これからの暮らしを整えるための準備を取り上げます。
不安をあおるのではなく、元気なうちから少しずつ備えるための情報をお伝えします。
医療や介護に関する情報について
私は介護職として働いていますが、医師、看護師、薬剤師などの医療専門職ではありません。
当ブログで紹介する内容は、私自身の介護職としての経験、家族介護の経験、一人の老いゆく男性としての体験や感想を中心としています。
病気の診断や治療、薬やサプリメントの使用については、医師や薬剤師などの専門家へご相談ください。
介護サービスや介護制度については、ケアマネジャー、地域包括支援センター、市区町村の担当窓口などへご確認ください。
制度や行政サービスの内容は、地域や時期によって異なる場合があります。
実際に利用する際は、必ず最新の公式情報をご確認ください。
商品やサービスの紹介について
当ブログでは、健康用品、介護用品、サプリメント、見守りサービスなどを紹介することがあります。
実際に購入して使用したものについては、使用した期間や感じたことを、できるだけ具体的に記載します。
購入を検討している段階の商品やサービスについては、実際に使用したものと誤解されないよう、調査や比較に基づく記事であることを明記します。
効果や感じ方には個人差があります。私に合ったものが、すべての方に合うとは限りません。商品を購入したり使用したりする際は、ご自身の体調や生活環境に合わせて判断してください。
最後に
介護も老いも、決して楽なテーマではありません。誰にでも同じ正解があるわけでもありません。
だからこそ、立派な正解を示すことよりも、実際に経験したこと、迷いながら考えたことを、できるだけ飾らず書きたいと思っています。
枯れ木にそっと水をやるように、日々の暮らしに小さな潤いと前向きさを。
当ブログが、親の介護に悩んでいる方、介護の仕事に携わっている方、自分自身の老いに不安を感じている方にとって、少しでも気持ちを休められる場所になれば幸いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
カレギー
「カレギー日記 老いと介護の現場から
」運営者
